妊娠・出産の話2 –陣痛・高熱-

長女みーちゃんの出産の話、2回目です。

これから出産を控えているかたは、読まない方が良いかも?!

 

私は、仕事を細々と続けています。

みーちゃんを妊娠中も、悪阻が酷い時や体調の悪い時は休ませて頂きましたが、

専門職なので、一般的な産休・育休をとるというイメージではありませんでした。

結局、出産2週間前位までだらだらと仕事をしていました。

10か月に入っても子宮口は全然開かなかったのですが、

39週位からかな?「おしるし」が出て、

病院に電話しましたが、そのまま様子をみることになりました。

お腹が大きくなってからは頻尿で、はずかしいはなしですが、

おりものシートみたいなものをあてていたのですぐわかりました。

妊娠40週の検診で、

「1週間後の検診で出産の兆しがなかったら帝王切開を考えましょう」

と、先生に言われ驚きました。

自然分娩しか考えたことが無かったので、帝王切開の知識が殆どありませんでした。

その週のおわり、たしか、妊娠40週3日目に、お腹の痛みを感じはじめました。

前駆陣痛などは、殆ど感じたことがなかったのですが、

生理痛のような痛みが1時間に1回程度あり、

それが徐々に強くなってきました。

夜には、20分に一回位になり、痛みで目が覚めるくらいでしたが、

それ以上なかなか進みません。

「病院に電話しても、10分間隔になったら連絡下さい」

と言われ、待つしかありませんでした。

すぐ生まれるものだと思っていたので、

翌日、水天宮から頂いた護符を飲んだりして陣痛を堪能していました。

痛くてうずくまる位の生理痛と同程度の痛みが1時間に6回くるのですが、

周期的でなく、20分間隔だったり6分間隔だったりして、

病院に電話してみたら、

「どうなったかな?おそいな~って話していたんです。周期的になったら電話くださいね」

と言われてしまいました。

いや~な予感。。。

さらにその翌日の朝、週が明けて早々、

痛みが強くなって、速く出したい!!!と思い、病院に行く事にしました。

着いたものの、看護師さんに

「まだ、顔つきに余裕があるから、まだまだですよ。一旦、帰りますか?」

なんて言われてしまい、「もう家には帰れない、帰りたくない・・・」

子宮口もそんなに開いていないそうで、ひたすら陣痛室で待機。

時々、廊下を歩いたりしましたが、陣痛が来ると歩くどころじゃない!!

友人に、「我慢して、階段の上り下りをすると良いよ」

とアドバイスされていましたが、痛くてそんなの無理!!!というヘタレ具合で、

ベッドで小さな声で「イタタタタ」とうめくのがやっとでした。

家族が多いからか、看護師さんも来てもらえず、

主人や母に腰をさすってもらっても、

「そこじゃない!!もっと、下!!!!お尻を強く押して!!!」と騒いでいたような・・・

テニスボールとかゴルフボールとかそんなの効きやしなかった。

お尻を拳で押して!!って感じですよ。

 

私の場合ですが、考えるに、

結局、赤ちゃんが出てくるために子宮が収縮し、

出てくる通路(産道)が無理やり広がる過程が痛いわけで、

私みたいに太っちゃって産道の周囲に脂肪がついていて、

もともと婦人科系が弱くて、子宮口すら開きづらいタイプの人間の場合、

今更、産道が柔らかくなるわけなくて、難産間違いなし!!ということですよね。

もっと歩いたり・スクワットとかしたらよかったのかな??

 

大学病院なので、その日の担当の先生が検診するのですが、

だいたいが若い先生で、子宮口をチェックするのに、

グリグリするわけです。

これが痛くて、本当にムカッとするんです!!!

破水しちゃうよ!っと思いつつ、何も言えない感じで、

ひたすらその仕打ちに耐えるしかないのです。

主治医の先生は、夕方までいてくださったようですが、

「まだまだですね(笑) お母様方はお帰りになって大丈夫ですよ。明日以降ですね」

と穏やかに仰られて、帰っていかれました。

陣痛に耐えている間、

何度も引き出しの中にある携帯電話が鳴っていて、

出られなくて、気になったんですよね。。。

 

どんなに頑張っても子宮口は開かないし、

陣痛は不安定で、それでも、夜中には5分隔位で、

むーちゃんに付き添ってもらって、押し続けてもらったんだけど、

むーちゃんが「腕があがらない・・・」とつらそう。

仮眠ベッドがないから椅子で眠りたくても、まともな椅子さえなくて、

耐えられなくて、私の横に寝そべると、

笑えるほど素早く、看護師さんが、「大丈夫ですか~」とやってくる。

モニター越しにチェックしている位なら、私の腰をさすってよ!!!って気分でした。

そうこうしているうちに、なぜだか高熱が出てしまい、

汗びっしょりになりながら「イタタタタ」と呟くしかない感じ。

(家に帰らなくてよかった・・・)と心底思いました。

私は、小さな声で「イタタタタ」としか言えず、ひたすら耐えていたのは、

その方が私には合っていたということと、

看護師さんの手を煩わせてはいけないという気持ちが強かったのですが、

もうひとつ、大きな理由がありました。

それは、夜間ずっと、うめき声が聞こえたのです!!!

どなたかお1人だけ、とんでもないどすのきいた大声で

「ア”----ウォーーーーー」と叫び続けているのです。

多分、斜め向かいの部屋・・・・?

「痛い」とか「もうやだ」とか言ってくれれば賛同できるのですが、

単語は全く出てこない・・・うめき声だけ聞こえてくるんです。

私一人が聞こえているのかな?幻聴かな?と思っていたら、

むーちゃんも不思議そうにしていて、聞こえていることが判明。

はじめのうちは、

「看護師さんは、なにしているのかな?気づいているのかな?」

位にしか思っていませんでしたが、夜中じゅうですよ・・・怖かったです。

彼女に何がおきているのか気になっちゃって、妄想が膨らんでしまいました。

今でもあの方は大丈夫だったのかな?って思ってしまいます。

 

そんな状態でも、たった5分の陣痛の間に夢みるんですよね。

人間って逞しい(;^_^A

私は、仕事場でわからないことがあると教えて下さる男性が

お見舞いにくる夢?幻覚?をみました。

明け方から、熱が高いからということで点滴をうけました。

針が入らなくて結局、6か所位刺されました。蚊じゃないんだから~

その頃、破水してイキムたびにジャッっと羊水が出るようになり、

眠気も覚める量なんですよw(°O°)w

しかも、黒っぽく濁っているw(°O°)w

何がおきているのか良く分からず、恐怖の連続でした。

(つづく)

妊娠・出産の話1 -悪阻・新婚旅行・受診-

1人目みーちゃんを妊娠・出産した時の話を書こうと思っています。

あの時は、こんなに大変だったのだから絶対忘れない!!!

と、思っていたはずなのに、驚くほど忘れています。

現在の日々の生活が大変だからでしょうか??

でも、折角なので、記憶があるうちに書いておきます。

<はじめての妊娠>

結婚してすぐから、むーちゃんは子供が欲しかったのですが、

コウノトリの来る気配がなかったんです。

私は、お酒が好きで、仕事帰りに飲んで帰る日々を続けていて・・・

不摂生とストレスでホルモンバランスが崩れているからかしら?

なんて思っていたんですね。

4月になり、職場とメンバーが変わって長年のストレスが1つ減ったことで、

気が楽になり、体重が3キロ位増えたんです。

そうしたら、2-3カ月で授かったんですよ!!

でもね、欲しいと言いながらも心のどこかで「今の生活を変えたくないな~」

なんて思っていたので、妊娠検査薬で陽性が出た時は、

嬉しいという気持ちと同時に不安になって・・・

急に現実に引き戻されたような感覚になったんですね。

でも、まあ、何というのでしょうか・・・年貢の納め時 ってやつですか?

むーちゃんはめちゃくちゃ喜んでくれました。

それを見たら私も嬉しくなって、身体を大事にしなくちゃ!って実感しました。

でも、いつ病院に行くか悩みました。

なかなか行けなかった新婚旅行に行く直前だったので・・・・取り止めるか悩みました。

行き先がFijiだったんです。一生に一度のことですし、

綺麗な南の島でゆっくり豪華な気分を味わいたかったんですよね・・・。

むーちゃんと話し合って、今考えると無謀だったと思いますが、行く事に決めたんです。

でも、出発直前から悪阻がはじまってしまって、

酢昆布とかレモングミとか梅のタブレットなどを大量に買い込んで旅立ちました。

でも、悪阻は酷くなる一方。

飛行機の乗り換えの時などは、

辛くてむーちゃんのひざで人目も憚らず横になっていました。

そして、想像していなかったのが食事面。

ココナッツの匂いで吐き気が・・・

お米の料理が殆どない南の島の食事は、妊娠中には厳しかったです。

食べられるものが殆どなかったので、

ホテルの方に頼んでオレンジを分けて頂き、ちょこっと食べるかんじでした。

奮発して、ハネムーン用のコテージを頼んだのに、

のんびりするどころではないって感じでした。

でも、どうにか綺麗な海には入りました。

不思議と海に入っている時は、あまり吐き気はしませんでした。

帰国後、空港で梅うどんを食べた時は、

日本人でよかった~と心底思いました。

旅行後、すぐに、キリスト教系の定評のある病院を受診しました。

その病院は土曜日も診察を行っているので良いかと思ったのですが、

土曜日は、すごく混んでいて、2時間待ち。

初診で不安だったのに、いきなりエコーをつっこまれ・・・妊娠を確認して

「では、2か月後にもう一度」と言われただけだったんです。

その間、先生と視線が合ったのは1回だけでした。

10分もしないうちに、初めての受診でとっても不安だったのに。。悲しくなりました。

しかも、2回目の診察の際には、

妊婦さんが処置室から泣きながら、

「出血して具合が悪いから電話して来たのに

1時間も待たされて、横にもさせて貰えないなら、

家で休んでいる方がマシだから帰ります」

と、、、、無理に帰ろうとする彼女を看護師さんが慌てて引きとめている姿に

『この病院はやめよう』と決心しました。

その後、知人から大学病院の先生を紹介して頂き受診したら、

驚くほど丁寧で優しい先生だったんです。

初診では、お酒や飲んでいた頭痛薬などが胎児に影響しないか相談したら、

1つ1つの薬を調べて下さり、

「妊娠初期(胎盤ができるまで?)ならあまり気にしなくて良いですよ」

と、仰って下さったので不安は解消しました。

しかも、初診から3Dエコーでも胎児をチェック!!!

心臓が動いている様子を見せてくださった時には、安堵で涙が出ました。。

最初の病院の先生の素っ気なさが衝撃的だったので、

大学病院のこの先生は仏様のようでした。

「この先生について行こう!」

と心にきめてから、3度もお世話になるとは・・・この時は思いもよりませんでした。

1時間位診察してくださるんです!!

問診では、ちょっとした体の変化や心配なことをお話すると、

その一つ一つに丁寧な診断・コメントを下さり、

その後、30分位 3Dエコーで胎児をチェックして下さるのです。

感謝感謝です。

さてさて、妊娠前期の悪阻のまっただ中、嗅覚が異常に敏感になり、

夏だったこともあり、街中の匂いが耐えられず、吐き気もひどくて、

通勤できなかった時期がありました。

動物の糞尿・下水の匂いが鼻についたんです。

「いつから日本は臭くなったんだ?!」

と、ブツブツ文句を言っていました。

あと、近所のコンビニの商品が独特の匂いで・・・多分、バックヤードの匂いかと・・・

我慢できなかったんですよね。。

ティッシュはもとより、コンビニ袋や

アイスクリームの箱、お弁当のまわりのパッケージにまで匂いが染みついていて、

むーちゃんに、「あのコンビニでは買い物しないで下さい」

と禁止令をだし、家と反対方向にあるコンビニに買いに行ってもらったりしました。

この時期は、食べられるものが限定されていました。

好みが偏っていて、ある程度すると体が受け付けなくなるのです。

はじめは、グレープフルーツや心太はたべられたのですが、

途中から、水を飲んでも吐く感じでした。

4か月になるとだんだんと落ち着くと言われていましたが、

その気配すらしませんでした。

枕元にお白湯を置いて、一日中、横になっていました。

妊娠後期になって食事がとれるようになったものの、吐き気には悩みました。

といいつつ、8カ月以降は水を飲んでも太る感じで困りました。

怒涛のラストスパートで体重が18kg増w(°O°)w

だから難産になったのかな??

(つづく)

帝王切開の傷跡が今頃になって・・・腫れる?!

3回目の帝王切開でしたが、産後の痛みは今までで一番楽でした。
痛みの神経(?)が切れてしまったのかと思うほど、痛くないのです!!
傷口の縫い方や止め方も違ったりするのですが、
今回は、身体の内側に引き込むように、細かく縫い合わせて下さったので
今までで一番美しい!!
手術から2カ月で傷跡は、すっかり目立たなくなっていました。
めずらしくケロイドにもなっていない!と喜んでいたら、今週に入ってから微妙な異変が・・
お手洗いで何気なく下着を見ると、
ちょうど左端の傷口にあたるところが、
うっすら血液(リンパ液?)みたいな汚れがついているのです・・
慌てて傷口をみたら!!!赤く腫れている・・・あれれ??
さらに、ところどころ5mm位のボコッと固い部分があります。
この固いところを触ってみると、
手術用糸の切れ端が突き出ているではありませんか!!
これ、考えてみたら、おーちゃんの時にもあって、病院に行ったわ・・・
でも、今回は、先生の手を煩わせるのもなんだから、一人で対処しよう!!
ということで、膿まないようにゲンタシンを塗っておきました。

でも、どうして腫れたのでしょうか??考えてみました。
・おーちゃんの時も2カ月位で腫れた
・皮膚の内側にあって見えなかった糸が皮膚から突き出ている個所があり、体液が出ている
・全体的に傷口が赤く腫れている
という前提から、手術用の糸は2-3カ月位で溶けると仮定しました。
糸の結び目のところが溶ける→残っている糸の力の方向性が変わって弾けたみたいになる
→皮膚も引っ張られて亀裂ができて体液が出た
と結論付けました。

産婦人科医のママ友に聞いてみたら、糸が溶けて腫れる時期があり、
痛くて痒くなっても搔きむしってはいけないそうです。
ケロイドになってしまったりするので、軟膏を塗っておくと良いそうです。

帝王切開は何回まで?4回目?

子供達3人とも帝王切開で出産しています。
産婦人科の主治医の先生が、
「帝王切開4回(の妊婦さんの手術)したことがありますよ」
と、仰って下さったので安心してお任せできました。
大学病院だったからか、ハイリスクの妊婦さんが多いみたいで、
助産師さんに伺ってみても
「3回目、4回目の経産婦さん、時々いらっしゃいますよ」
と、あっさり言われました。

帝王切開の切る方向には「縦切開」と「横切開」があり、
緊急帝王切開で、より緊迫している場合は、
時間が短くて済む「縦切開」になることも。。
縦切開の場合は、2人目、3人目はかなりリスクがあるみたいです。
私は、横切開でしたが、さすがに三人目は子宮の傷の部分が薄くなり、
「陣痛がきたら、破裂するかもしれないから気をつけてね」
「強くお腹をぶつけたりしないでくださいね」
と、先生に注意されました。
傷口は、お腹の表面は1か所ですが、
子宮の方は、膀胱の癒着がひどかったみたいで、
前回と違う位置を切ったから2か所の傷になっているそうです。

年上の知人と話をしたとき、
「以前は、お腹を開けるのは3回までで、1度は自分の病気のためにとっておくように、って言われていた」とか、
「縦切開と横切開の2回しかできないんじゃないのかしら」
と、おっしゃっていらしたので、
医療が進歩していてよかった!無事出産できてよかった!!
とつくづく思います。
4回目は・・・厳しい・・・よね??